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No.3 ワイズの「主題」をウォッチング [Y'sdom Watching]

 各クラブのブリテンのヘッダーには、国際会長にはじまり、アジア地域会長、区理事、部長、クラブ会長まで、実に5人のリーダーの「主題」が掲載されています。今回は、この「主題」をウォッチしてみました。

▼「主題」と「標語」
 主題は、さまざまな団体のリーダーが、その理念や目的を簡潔に表現するもので、ワイズメンズクラブでも毎年前述のリーダーが主題を掲げ、ワイズダムを主導しています。私がワイズに入会した1994年当時は、「主題(theme)」と言わず「標語(motto)」と言っていました。
 吉田明弘さんの「Historian’s View」によりますと、『日本区時代から「motto」も「theme」も「標語」と訳していましたが、1999-2000年度の中田靖泰理事(札幌)が、「標語は不変である国際標語であるのだから、themeは主題としよう」と提案し、実行に移された』そうです。『ワイズの標語(motto)は、「強い義務感を持とう 義務はすべての権利に伴う」だけです。』
 つまり、「主題」は、その時のリーダーの思いや願いが込められているという訳です。
 近年、国際会長の主題とともに、「スローガン」が掲げられることがありますが、「スローガン(slogan)」も標語やモットーと同義語ですから、むしろ、「副題」とでもしたほうが良いのかも知れません。

▼東日本区理事の平均的主題
 「明日に向かって共に楽しみ、豊かな奉仕」─この“主題”は、東日本区スタート以来15年の理事主題を、あるソフトウェアで機械的に平均化したものです。ちなみに、15年間(1997〜2011年度)の主題を列記してみますと、
・共に実現しよう、わたしたちのビジョン!!
・ヴィジョンを持って活動の実践を! 
・やる気があれば何かが変わる! 
・心あわせて楽しく前へ
・豊かな未来へ、つなぐ歩みを 
・共に生き 共に祈る ワイズの愛 
・共に分かち合え 豊かな奉仕を
・生きている喜びを実感しよう 
・親睦・奉仕 新ワイズダムのすすめ 
・平和を目指すワイズ活動
・常に前進 若者と共に
・前へ、明日へ、世界へ 
・明日につなごう、未来につなごう ワイズの灯  
・豊かな奉仕!〜変化そして躍進!
・ワイズライフを楽しもう!そして飛躍を
 
 以上の主題に重複して使われている言葉を拾い出してみますと、「前へ(前進)、明日へ、未来へ」が-5度、「共に」が4度、「豊かな」「楽しむ」「奉仕」が、それぞれ3度となっていて、それらを組み合わせると、前掲の「明日に向かって共に楽しみ、豊かな奉仕」となる訳です。

▼個性的な部長主題
 理事主題は、区という広いテリトリーを対象としているため、どうしても普遍性や象徴性、格調の高さを表現する傾向になります。これに対し、部長の主題は、もう少し具体的で親和性のある、個性的な表現が見られます。
 私の所属する「あずさ部」では、ご存知の方も多いと思いますが、かつて下記のような主題がありました。

・「どさっ?」「Yさ!」 
(どさっ? は、「どこへ行くのさ?」という、みちのく方言)
・エッサ、ホイサ、あずさ

 これらは勿論、それなりの理由があってのことですが、理事主題ではとうてい考えられないものでしょう。あずさ部以外でも、これに似たような事例はあるものと思われます。

▼現実を反映するクラブ会長主題
 クラブ会長の主題となると、もっと現実的、具体的です。クラブが直面している課題を取り上げたり、その年度に取り組むべき活動を目標化したりする主題も見られます。私の所属する甲府クラブを例に挙げてみますと、過去に下記のような主題がありました。

・伝統あるクラブに新しい風を
 これは、クラブで初めての女性会長ということで、その意気込みを表したのでしょう。
・出席してこそワイズメン!
 出席率低下が課題になっていた頃のものです。
・みんなで耕す ワイズの芽
 「ワイズ農園」をクラブの活動に取り入れた時のものです。

▼傾向と分析
 先に掲げた、15年間の東日本区理事主題を眺めていますと、幾つかの点に気がつきます。
 まず、15年という短いスパンですが、“時代の流れ”をそれとなく感じ取ることができます。
 東日本区がスタートした1997年から数年は、新しい区のビジョン(ヴィジョン)実現への意気込みを感じ取ることができますし、2000年に入りますと、恊働と奉仕の充実が叫ばれています。また、横浜国際大会(2010年8月)の準備が本格化する2008年頃からは、未来志向のフレーズが目立ちます。
 次に、理事主題に限りませんが、幾つかのタイプに分けてみることもできそうです。
 一番多いのが「呼びかけ型」です。“実現しよう”“実感しよう”“楽しもう”と言ったものです。理事としてのリーダーシップの発露として当然でしょう。「理念型」と言えるものは、その人の理念や主張を表現したもので、“やる気があれば何かが変わる!”や“平和を目指すワイズ活動”などはこのタイプと言えます。
 一方「キャッチコピー型」というのもあります。“前へ、明日へ、世界へ”や“明日につなごう、未来につなごう ワイズの灯”などが該当します。先に紹介した、あずさ部の2つの部長主題も典型的な「キャッチコピー型」でしょう。

▼主題は最小の文学?
 私事ですが、10年ほど前にクラブ会長になった時に、初めて主題と直面しました。その時に、大袈裟ですが“主題のあるべき姿”を考えたことがありました。
 最初に思ったことは、なるべく短く簡潔なフレーズにして、会員の皆さんが覚えやすい(忘れにくい)ものにすること、というものです。できれば、その主題が“合い言葉”のように使われたらなお良いでしょう。それには、あまり“高尚な”フレーズでなく、親しみやすいものを、と考えました。今になって思えば「キャッチコピー型」を目指したと言っても良いでしょう。
 次に、字面からも発音上もリズム感があるものを、と思いました。日本語は俳句や短歌のような七五調を基本としたリズムが合っているようで、過去の東日本区理事の主題も七五調を基本としたものが多いようです。
ヴィジョンを持って(七)活動の(五)実践を(五)
やる気があれば(七)何かが変わる(七)
心あわせて(七)楽しく前へ(七)
生きている(五)喜びを(五)実感しよう(七)
ワイズライフを(七)楽しもう(五)そして飛躍を(七)
などです。
 また、七五調でなくても、リズム感を保ったものもあります。
「共に生き 共に祈る ワイズの愛」は5-6-6
「共に分かち合え 豊かな奉仕を」は8-8
「前へ、明日へ、世界へ」は3-3-4または3-4-4
「明日につなごう、未来につなごう ワイズの灯」は、7-8-5と、必ずしも七五ではありませんが、韻を踏んだり一定のリズムがあるため、分かりやすいものになっています。

▼あとがき
 クラブ会長になった時に、どういう主題にするべきかを考えたと書きましたが、影響を受けたのは、前述の2人のあずさ部長の主題です。それまで、格調の高い主題しか知らなかったものですから、“こんな主題でも許されるんだ”と思いました。
 主題を考える機会は、誰でもがいつでも与えられるものではありません。チャンスが一番身近なのはクラブ会長になった時ですが、これとて“いつでも”という訳には行きません。恐らく二度とない機会に如何に自分を主張し、会員を鼓舞するかを考えましたが、結局はクラブのためというより、自分のための主題になったような気がします。しかし、それが、その後のワイズ活動の物指しになったような気もしますので、それはそれで良かったと思っています。ワイズ活動は「世のため、人のため」ですが、最終的には自分のためですから。そうそう、蛇足ですが、私のクラブ会長の時の主題は、「一日一Y」というものでした。
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